牧野富太郎 蔵書の世界  博覧の世界、知の広がり
本草書
 人間にとって、健康の保持や病気の治療は最も切実な問題である。 薬をもっぱら天産物に仰いでいた時代、薬草の研究は大変盛んであった。 その学問を本草学といい、これが植物学の淵源である。 牧野文庫の和漢の本草書は、充実したコレクションとして世界的にも評価が高い。 中でも明の李時珍の『本草綱目』は、唐本から和刻本まで23部に及び国内第一の量である。 これらの中には我が国初の和刻本や、貝原益軒校注の貝原本、稲生若水が注釈した若水本など貴重な版がある。 飢饉の際食用に用いる救荒本草や、健康維持のための食物本草などの分野も多くの種類が揃っている。

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 本草綱目(江西本)(ほんぞうこうもく) Honzo-komoku

牧野文庫所蔵「本草綱目」諸版
 新刊本草綱目 Shinkan-honzo-komoku
 神農本草経(しんのうほんぞうけい) Shinno-honzo-kei
勧農備荒二物考(かんのうびこうにぶつこう)
Kanno-biko-nibutsu-ko・勧農備荒二物考
 食物本草 Shokumotsu-honzo

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