雨の日にめぐる植物園☔
雨の日にめぐる植物園☔
植物園の散策でおすすめしているのは "晴れの日" だけではありません。
じつは "雨の日" には "雨の日の楽しみ方" があるんです。
入園窓口のある本館から展示館までは、雨天時でも雨具を使わずに散策ができることをご存じでしょうか。
このコースでは、雨の日でもストレスなく牧野植物園を楽しめるルートと見どころをご紹介します。
注目ポイントは「建物」と「展示」。
高い評価を得ている牧野富太郎記念館の造り と 牧野博士にまつわる展示の数々 に注目しながら散策してみましょう。
香り立つ土や植物の香り、そして心地よい雨音を感じながら、晴れの日とは違った表情の園内でごゆっくりとお過ごしください。
※雨天時は滑りやすい場所もありますので、散策の際は足元に十分お気をつけてください。

1時間半コース
1.自然と調和した建築美を味わう
牧野富太郎記念館 本館
本館窓口があるのは牧野富太郎記念館 本館。
建築家 内藤廣氏が設計を手掛け、1999(平成11)年に完成したこの建物は「サスティナビリティー(持続性)」という考え方が一つのテーマとなっています。
特徴的な大屋根に受けた雨水は、樋(とい)を伝って抽水生の植物が植えられた水桶(計4基)に供給される仕組みになっており、自然と共生する建築物として全国的な評価を得ています。
【2000(平成12)年 第13回 村野藤吾賞】
高知県産の木材を多用しており、植物や自然に真摯に対峙した牧野博士の思いを表現するかのような、緑と調和した空間を形づくっています。
※駐車場から本館窓口までは、雨天時は傘が必要です。
※傘の貸し出しも行っています(無料)。ご希望の方は本館窓口へお申し出ください。本館・中門 どちらの窓口でも返却可能です。
2.館内で五台山と植物園の歴史に触れる
牧野富太郎記念館 本館
本館窓口の向かいの自動ドアから入ると「五台山ロビー」です。ここでは牧野植物園の半世紀を超える歩みや、牧野博士を育んだ高知の自然などをパネルでご紹介しています。
またロビー内には、園内ボランティアの方が季節の植物で活けた生け花作品も多数展示。毎週新たに制作されるため、それぞれの作品との出会いはまさに一期一会です。
ガラス越しのタイワンマダケを眺めながら歩みを進めると、牧野植物園のある五台山のジオラマ(模型)があります。ここでは当園や竹林寺の位置関係を確認できるほか、五台山にゆかりのある人物と歴史についても映像で学ぶことができます。
ジオラマのすぐそばの階段やエレベーターで1階へ降りると図書室があり、主に平日・第1日曜日に利用可能です。タイワンマダケが植わる中庭を眺めながら、静かに流れるゆったりとした時間をお過ごしください。
【図書室の利用についてはこちら】
3.傘を差さずに植物観賞 ~回廊~
回廊
回廊は展示館へ続く約130mの緩やかな下り坂。屋外ですが屋根があるので、雨具を使うことなく散策ができます。
初夏にアジサイの仲間が静かに彩る回廊は、秋になるとツワブキの鮮やかな黄色い花で染め上げられ、冬を迎えるとバイカオウレンも咲き誇ります。また石垣に植栽された多数のシダ植物は、一年を通して観察することができます。
歩きながら左(北側)に目を向けると、雨の日は四国山地に霧がかった光景が見えることもしばしば。幻想的な景色に足を止める方も多いです。
傘を差す必要がないため、カメラやスマホでゆっくりと写真撮影も可能。屋根にあたる雨音を聞きながら、ふだんより少しだけゆっくりと歩いてみては。
4.館内で牧野博士の業績に触れる
牧野富太郎記念館 展示館
雨の日は展示館の常設展示室で牧野博士についてじっくりと学んでみましょう。
館内では、ノートや日記などの遺品類や植物図(複製)などとともに、博士の生涯を少年期、青年期、壮年期、晩年に分けてご紹介。博士が晩年を過ごした書斎「繇條書屋(ようじょうしょおく)」を再現したコーナーもあります。
また、牧野植物園オリジナルの資料を展示する「牧野蔵」も必見です。当園の「牧野文庫」(一般非公開)に収蔵している 牧野博士が描いた植物図や収集した植物標本を展示しており、季節ごとに展示資料を入れ替えています。
ふだんは見ることのできない貴重な資料ですので、ぜひ定期的に足を運んでみてください。
5.高精細な映像で植物の不思議や博士について学ぶ
牧野富太郎記念館 展示館
ダイナミックかつ高精細な映像で、今まで知ることのなかった植物の世界へと誘う展示館シアター。ここでは牧野植物園オリジナルの4作品を30分ごとに上映しています。
まだ見たことがない作品があれば、雨の日にぜひお立ち寄りください。
<上映作品>(1作品 13分程度)
①牧野富太郎が描く 植物の巧みなしくみ
②マキノ博士の植物教室 ~1時間目 花と果実~
③牧野博士とめくる植物園カレンダー
④高知自然紀行 ~"草木の精"を育んだ緑の風景~
【展示館シアター】
6.中庭文庫で癒やしの時間
牧野富太郎記念館 展示館
展示館の一角には、植物や牧野博士に関する書籍が並んだ休憩スペース「中庭文庫」があります。
ここでは植物に関する図鑑や書籍、牧野植物園の情報が掲載されたガイドブックなどを揃えています。
散策の合間にほっとひと息、本を開いてみませんか?
晴れの日とはひと味違う、しっとりと雨に濡れる中庭を眺めながら、静かに流れるゆったりした時間をお過ごしください。
※このスペースでは飲食も可能です。中庭文庫そば(トイレ横)には自動販売機も設置しています。
7.本館 カフェとショップにもお立ち寄りください
牧野富太郎記念館 本館
ゆっくりと植物や展示館を鑑賞したあとは、傘を差して園内を巡るも良し、
ですが、「やっぱり雨の日の散策はちょっと」という方は、来た通路(回廊)を使って本館までお戻りください。
お時間にゆとりがあれば、ボタニカルショップ nonoca やカフェアルブルにもお立ち寄りください。nonocaでは、牧野植物園オリジナルグッズや高知産のお土産品、季節の植物の鉢植えを取り揃えています。カフェでは牧野博士にちなむオリジナルスイーツやブレンドティーを提供しています。
【ボタニカルショップ nonoca】
【カフェアルブル】
ふだんとは違った視点で散策した余韻に浸ってみては・・・
