大地に根を張った植物は、動物のように移動することができません。
そこで、花を咲かせてタネをつくることで親からはなれて移動し
いろいろな場所に分布を広げてなかまをふやし、命をつないでいきます。
タネが親からはなれて、運ばれて地面に落ち
そこに落ちつくことを種子散布といいます。
植物の知恵と工夫がつまった種子散布のヒミツについて
いろいろなかたちのタネを紹介しながら
ナビゲーターの「タネくん」と「はっぱくん」がご案内します。
知れば知るほどおもしろい、見れば見るほど不思議なタネの世界を
タネくんたちと一緒にめぐってみよう。
第1会場
風で飛んだり、水に流されたり、自然の力を使って移動するタネもあれば、動物に食べられたり、くっついたりして運ばれるタネもあります。
いろいろなタネの移動方法を、❶風散布 ❷水散布 ❸重力散布❹被食散布 ❺付着散布❻自動散布の6つのタイプに分けて紹介します。
見つけると、なんだか拾いたくなるどんぐり。どんなどんぐりがあるの?1本の木には何個のどんぐりができるの?できたどんぐりのうち、何個のどんぐりが芽生えるの? すべての答えは会場に。
ボルネオやミャンマーのどんぐりも登場する、どんぐりの世界をのぞいてみよう!


第2会場
コバルトブルーの鮮やかな色が特徴的なタビビトノキや恐ろしい名前のライオンゴロシ、グライダーのモデルになったといわれるアルソミトラ、ミャンマーでの調査で職員が持ち帰ってきたニッパヤシやドリアンなど、貴重な牧野植物園のコレクションを一堂に集めて展示します。
オオオナモミを投げてまとにくっつけるダーツ、どんぐりを転がしてゴールに入れるピンボールゲーム、アルソミトラの模型を飛ばすことができる体験コーナーや、タンポポのわた毛を持って撮影できるフォトスポットが登場。遊びながら種子散布についてみんなで学ぼう!


職員による展示解説
10月5日(日)・ 11月29日(土)
展示の担当職員が、簡単なクイズを挟みながら企画展の見どころを紹介します。
集合場所/展示館 企画展示室ロビー
申し込み不要。直接会場にお集まりください。
各日11:00〜・14:00〜(30分程度)
【定員】10名(先着順)


高知県立牧野植物園
高知が生んだ「日本の植物分類学の父」牧野富太郎博士の業績を顕彰する植物園。牧野博士ゆかりの植物など、3,000種類以上が四季を彩る。
開園時間
休園日
メンテナンス休園日
2025/10/27、11/25、2026/1/26、2/24
入園料
団体750円 (20名以上)
※身体障がい者手帳・精神障がい者保健福祉手帳・療育手帳・戦傷病者手帳・被爆者健康手帳所持者と介護者1名および高知市・高知県長寿手帳所持者は無料。
交通案内
高知自動車道「高知IC」から五台山方面へ約20分
JR高知駅から周遊観光バス「MY遊バス」で約30分
工事情報
(9/1~30、11/17~12/26 の平日は、園内の連絡道の一部が通行止め)。
また10 月初旬から令和8 年4 月末(予定)まで本館屋根工事に伴い、 外観をご覧いただけません。
ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。