ニュース2021年06月04日

名古屋市立大学・高知県立牧野植物園 連携協定成果 第1弾

高知県立牧野植物園の植物コレクションから新たなメカニズムの抗がん剤として期待される成分が発見され、名古屋市立大学が論文を発表しました。

牧野植物園では、平成26年から名古屋市立大学の個々の研究室と、有用植物資源探索を目指した共同研究を行ってきましたが、今年3月22日に名古屋市立大学との研究協力を推進し、学術の発展及び人材の育成に寄与することを目指し連携協力協定を締結しました。

今回、名古屋市立大学大学院薬学研究科細胞情報学分野の林秀敏教授、生薬学分野の牧野利明教授、医学研究科血液・腫瘍内科学分野の飯田真介教授、県立牧野植物園の水上元園長(研究当時)らの共同研究グループは、ミャンマー産のキョウチクトウ科の植物の茎から、がんや糖尿病などの発症に関わる細胞ストレス応答を抑制する物質「ペリプロシン」を発見しました。

今回の発表は当園が長年かけて海外資源探索を行い、採取してきた膨大な植物コレクションの有用資源としての価値が再認識される一例となりました。当園で行っている海外産植物並びに国内の植物コレクションを充実させる活動は、今後も創薬研究をはじめとする様々な分野における未知の有用活性物質の発見につながる可能性の礎となることが期待されます。

今後も植物研究活動を広く報告していきます。

Nature Research社『Scientific Reports』令和3年5月4日に掲載
https://www.nature.com/articles/s41598-021-89074-x

名古屋市立大学プレスリリース( 438kb)

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