更新情報2024年05月31日

見ごろの植物を更新しました

ミズキンバイ

ミズキンバイ

ヒメユリ

ヒメユリ

カギカズラ

カギカズラ

バニラ・プラニフォリア

バニラ・プラニフォリア

キンシバイ

キンシバイ

シタキソウ

シタキソウ

ミズキンバイ
ヒメユリ
カギカズラ
バニラ・プラニフォリア
キンシバイ
シタキソウ

土佐の植物生態園の池エリアでは、ミズキンバイが鮮やかな黄色の一日花を咲かせています。本種は国内では本州(関東以西)から九州に点在し、高知県にもわずかながら自生地があります。流れの緩やかな河川や池沼、水田などに見られる抽水植物で、柔らかい茎は倒れて横に伸び、しばしば水面を覆います。耕作放棄地の増加や、除草剤の使用などにより全国的に減少しており、環境省レッドリストでは絶滅危惧II類(VU)に、高知県レッドデータブック (2022)では絶滅危惧IB類(EN)に指定されています。

こんこん山広場の草原エリアでは、ヒメユリが濃赤色の花を咲かせ始めました。本州から九州にかけての山地に自生し、観賞用に栽培もされます。本種も自生のものは日本各地で絶滅が危ぶまれており、環境省レッドリストでは絶滅危惧IB類(EN)に、高知県レッドデータブック (2022)では絶滅危惧IA類(CR)に指定されています。こんこん山広場のヒメユリは高知県津野町との連携協定のもと採集の許可を頂き、種子から大切に育てたものです。

薬用植物区ではカギカズラが見ごろを迎えました。小さな花が集まって球状になった姿(花序)は面白く、個人的にはぜひご覧いただきたい花の一つです。本種は本州(房総半島以西)、四国、九州に分布するつる性木本で、つるには名前の由来である著しく湾曲したカギがあり、ほかの樹木に絡まりながら伸びていきます。このカギが服に引っかかることから林業関係者に嫌われる一方、カギの部分を乾燥させると釣藤鈎(ちょうとうこう)という生薬となり、釣藤鈎を含む漢方薬である釣藤散(ちょうとうさん)や抑肝散(よくかんさん)には認知症の周辺症状である幻覚、妄想、抑うつ、攻撃行動、徘徊などの行動・心理症状(BPSD)を改善することが報告されています。

温室ではバニラ・プラニフォリアが見ごろです。本種はフロリダ南部、西インド諸島原産のラン科のつる性植物で、バニラの果実を発酵させて作るバニラ・ビーンズはアイスクリーム、チョコレートなどの洋菓子や香水、コロンなどの香料として非常に有名です。冬場の低温に弱く、大きく生長しないと咲かないのでぜひこの機会に温室でご覧ください。

日中は汗ばむくらいの暑さになってきました。水分補給をしながら散策をお楽しみください。

見ごろの植物

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