更新情報2024年09月20日

見ごろの植物を更新しました

ミズアオイ

ミズアオイ

オケラ

オケラ

ナンバンギセル

ナンバンギセル

コヒガンザクラ‘十月桜’

コヒガンザクラ‘十月桜’

フジバカマ

フジバカマ

ワレモコウ

ワレモコウ

ミズアオイ
オケラ
ナンバンギセル
コヒガンザクラ‘十月桜’
フジバカマ
ワレモコウ

土佐の植物生態園ではミズアオイ(ミズアオイ科)が青紫色の花を咲かせています。本種は北海道から九州の水田や沼に生育しますが、ここ高知県では1892年に牧野博士が高知市で採集したものを最後に生育が確認されていません。ご覧になる際は、美しい花はもちろんですが葉にも注目してください。光沢がある深い緑色で厚みがあり、形はハート形。葉の観賞もお勧めです。

こんこん山ではオケラ(キク科)の花が咲き始めました。国内では本州、四国、九州の日当たりが良い山地の乾いたところに見られます。若い芽は「山でうまいはオケラにトトキ~」と信濃地方の民謡にも歌われるほどおいしい山菜とされています。葉には鋭い鋸歯(きょし)があるほか、花の周囲には魚の骨のような形をした苞状葉(ほうじょうよう)があり、それらに触れるとチクチクするので観察する際には気を付けて。

南園の5号池を過ぎた先ではナンバンギセル(ハマウツボ科)がタカノハススキの根元で咲き始めました。本種は緑色の葉を一切持たないので光合成ができず、ほかの植物から栄養を奪って暮らします(寄生植物)。主にススキの根に寄生しますが、ミョウガの栽培が盛んな高知県ではミョウガへの寄生もよく見られます。名前の由来は姿が煙管(きせる)に似ていることから。万葉集に登場する「思ひ草」は本種であると考えられています。

展示館の企画展示室では11/24(日)まで『幻の画家 山田壽雄の植物図』を開催中です。牧野博士が最も信頼を寄せた画家と知られる彼の珠玉の植物図など約100点を一挙公開します。

幻の画家 山田壽雄の植物図
日時:8月10日(土)~11月24日(日)
   9:00-17:00(最終入園16:30)
会場:牧野富太郎記念館展示館
   企画展示室・植物画ギャラリー
   詳しいイベント情報はこちら



見ごろの植物

「園内では〇月ごろ、どんな花が見られるの?」
過去の「見ごろの植物」を1年分アップしました。ご来園の参考に、ぜひご活用ください。

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