ニュース2025年07月09日

【研究情報】当園初の特許取得・アオモジの果実由来成分から脂肪分解促進効果を確認

株式会社バスクリンとの共同研究

株式会社バスクリンとの共同研究

アオモジの果実由来の抽出エキス

アオモジの果実由来の抽出エキス

アオモジ(クスノキ科)©坂本彰

アオモジ(クスノキ科)©坂本彰

アオモジの果実

アオモジの果実

株式会社バスクリンとの共同研究
アオモジの果実由来の抽出エキス
アオモジ(クスノキ科)©坂本彰
アオモジの果実

高知県立牧野植物園と株式会社バスクリン(本社:東京都千代田区九段北4-1-7、代表取締役社長:三枚堂正悟、以下バスクリン)は共同研究により、
アオモジの果実由来の抽出エキスが脂肪分解を促進する成分を含有することを明らかにしました。この成果の新規性が認められ、このたび特許を取得しました。
研究成果での特許取得は牧野植物園では初めてのこととなります。

【特許の概要】
・発明の名称/脂肪分解促進剤並びに脂肪分解促進剤を含む皮膚外用組成物及び入浴剤組成物
・特許番号/特許第7675979号
・登録日/2025(令和7)年5月2日
・発明者/松野倫代(牧野植物園 主任研究員)
     幾井康仁(同 主幹)
     奥川洋司(バスクリン製品開発部有用性評価グループ長)

【詳細と展望】
牧野植物園では植物の多様な利用価値を見出し、製品化を見据えた植物資源探索研究を行ってきました。
2013年からバスクリンと連携した本研究において、多種多様な植物の中からアオモジの果実の抽出エキスに着目。
そこに含まれる成分によって、脂肪細胞内の「脂肪滴」の分解が促進されることが確認されました。

① 体内(細胞内)への脂肪吸収を抑制するのではなく、すでに存在する脂肪を縮小・消失する働きが確認されたこと
② アオモジ抽出エキスにおいてそのような効果があることを初めて報告したこと

これらの新規性が認められたことに意義があります。
この成果により、今後は従来型の機能性食品だけではなく、外用を活かして脂肪を減らす商品が出てくることが期待されます。

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