南園・50周年記念庭園
牧野植物園はここ南園から始まりました。もともと竹林寺の境内であったため、古い石垣や参道と調和するように造園しました。起伏に富んだ地形を利用し、牧野富太郎博士の業績を顕彰するにふさわしい多種多様な植物を、生態的な特性を損なわないように植栽しています。「結網山」や「混々山」にはツツジ類を多く植え、「蛇紋岩植生区」や「石灰岩植生区」には高知県の特殊な地質の特有の固有種を集めました。当園の開園50周年を記念し造園した回遊式水景庭園の「50周年記念庭園」では、サクラ類やハナショウブ、ハスなど東洋の園芸植物を植栽しています。