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土佐に生まれ、大志を胸に上京した富太郎。
「日本に生育する植物の解明」を目標に掲げ、全国を踏査して押し葉標本を収集し、未知の植物に名を与え、ついには集大成となる『牧野日本植物図鑑』を刊行します。 富太郎が
描いた軌跡
「植学啓原訳文」
富太郎が1878(明治11)年、16歳のときに、宇田川榕庵『植学啓原』を、漢文から書き下し文に訳して写す。
「牧野富太郎履歴書」
1872(明治5)年から1929(昭和4)年までの富太郎の学歴と職歴を記す。
「ギンリョウソウの図」部分
1880(明治13)年、富太郎が18歳のときに佐川にて観察して描く。
「タイワンイバラの標本」
富太郎が台湾探検の時に採集
1940(昭和15)年に刊行した『牧野日本植物図鑑』初版の校正本
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植物図の名手として知られる富太郎が描いた精緻な植物図を一堂に展覧。
「らんまん」の主題歌とともに登場した植物図や週タイトルとなった植物の図、処女作『日本植物志図篇』や渾身の作『大日本植物志』に描かれた植物図は圧巻です。 富太郎が
描いた植物
「ヒメノボタン」牧野富太郎画
石版 『日本植物志図篇』第1巻第6集第34図版に手彩色 部分
「イワヤシダ」牧野富太郎画
ケント紙/墨 『新撰日本植物図説 顕花及羊歯類部』第1巻第10集第46図版乙原図 部分
「ツチトリモチ」牧野富太郎画
石版『植物学雑誌』第23巻第266号第2図版に手彩色
「ムジナモ」牧野富太郎画
石版『日本植物志図篇』第1巻第12集第70図版 部分(未刊)
「ヤマザクラ」牧野富太郎画
石版/『大日本植物志』第1巻第1集第1図版 部分
ドラマに登場した小道具たちも!
「らんまん」で使用された本物そっくりの植物のレプリカや胴乱、野冊などの小道具を展示します。
※植物のレプリカは2月上旬より順次公開
- 1)山元虎鉄(寺田心)が万太郎(神木隆之介)に見せた「ヤッコソウ」(レプリカ)
- 2)東京大学植物学教室で学生や画工が覗いていた顕微鏡(骨董品)
- 3)万太郎が、初めて上京したときに購入した顕微鏡(レプリカ)
- 4)「おまん、誰じゃ?」万太郎が大窪昭三郎(今野浩喜)と初めて発表した「ヤマトグサ」(レプリカ)
- 5)万太郎の母・ヒサ(広末涼子)が好きだった花「バイカオウレン」(レプリカ)
Photo Spot
万太郎(神木隆之介)の家をイメージしたコーナーには、「らんまん」で使用された胴乱を展示。部屋にあがってヤマザクラの植物図を見上げ、「絶景かな〜、絶景かな〜」と寝転んでみてください。
「絶景かな〜、絶景かな〜」
サブイベントのご案内
参加無料(別途入園料必要)
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座談会
Makino Talk Scence Vol.5牧野博士の話をしよう。
展示会 階段広場
各登壇者が牧野博士に巡り会った経緯や自身の活動に受けた影響など、「牧野愛」あふれるトークをお届けします。
時間 | ▶︎ | 14:00〜16:00(13:30開場・受付開始) |
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登壇者 | ▶︎ |
いとうせいこう(作家・クリエーター) 松川博敬(NHKの連続テレビ小説「らんまん」制作統括) 里見和彦(里見デザイン室/元 牧野植物園 展示デザイナー) 藤川和美(牧野植物園 研究員) |
定員 | ▶︎ | 100名 |
参加方法 | ▶︎ |
申込開始10/11 9:00〜先着順 ホームページからお申し込みください。 |
オンライン | ▶︎ | 当日500名まで |
開催 | 申込、視聴方法はホームページに掲載します。 |
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講座
Makino Botanical Club牧野博士とタンポポ
本館 アトリエ実習室
牧野植物園が参加する「タンポポ調査」にあわせ、牧野博士とタンポポについてのエピソードや、タンポポの種類や花のつくりについて解説
こうちミュージアムネットワーク 観光博覧会「牧野博士の新休日」連携事業「牧野を生んだ土佐の自然」関連講座
時間 | ▶︎ | 13:30〜15:00(13:10受付開始) |
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講師 | ▶︎ | 藤川和美(牧野植物園 研究員) |
対象 | ▶︎ | 小学生〜一般 ※未就学児童の場合は保護者等同伴 |
定員 | ▶︎ | 20名 |
参加方法 | ▶︎ |
申込開始2024/1/10 9:00〜先着順 ホームページからお申し込みください。 |
3
牧野富太郎生誕記念
Makino dayマキノの日(無料開園)
展示館にて常時解説
「牧野富太郎物語」を担当した職員が展示室に常駐します。ご質問もうけたまわります。
4
担当職員による展示解説
Gallery Talk企画展 深掘りギャラリートーク
各日 ❶11:00~ ❷14:00~ 各回20分程度
定員 ▶10名 参加方法 ▶直接会場にお越しください。