更新情報2024年04月19日

見ごろの植物を更新しました

サカワサイシン

サカワサイシン

ハンカチノキ

ハンカチノキ

ヒトツバタゴ

ヒトツバタゴ

トビカズラ

トビカズラ

キヨスミミツバツツジ

キヨスミミツバツツジ

ヤマトグサ

ヤマトグサ

サカワサイシン
ハンカチノキ
ヒトツバタゴ
トビカズラ
キヨスミミツバツツジ
ヤマトグサ

本館のウッドデッキから回廊へ向かう階段を降りると、サカワサイシンの鉢植えが展示されています。牧野博士が高知県佐川町で採集したことから和名はもとより、学名の種小名はsakawanum=佐川にある(産する)。本種を含むカンアオイの仲間の花は、地表に接するように咲かせるものが多く観察が難しいのですが、目線の高さで鉢植えを展示しているため、その独特な花を誰でもご覧いただけます。
北園の芝生広場のそばでは、白いハンカチのような2枚の大きな苞が特徴的な花を咲かせるハンカチノキが見ごろとなりました。ハンカチノキは中国の固有種で、属名のDavidiaは、フランス人宣教師で博物学者のアルマン・ダヴィドに因みます。彼は中国で布教活動をしながら本種やジャイアントパンダなど多くの動植物を採集しヨーロッパに紹介したことで知られます。
園内各所ではヒトツバタゴが白い花をたくさん咲かせ、ふわりと雪を積もらせたような姿をご覧いただけます。本種は長崎県対馬のほか、愛知県犬山市や長野県と岐阜県の県境に隔離分布します。
連絡道ではマメ科の常緑のつる性植物、トビカズラが赤紫色の花を咲かせています。国内では熊本県山鹿市に自生があり、「相良のアイラトビカズラ」という名称で国の特別天然記念物に指定されています。花は独特の香りで、特に朝や夕方などは香りが強く、通りかかるとどこかでガス漏れをしているのかと勘違いしそうになります。
来週も日中は20℃を超える気温予想となっています。水分補給を忘れずに散策をお楽しみください。

見ごろの植物

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