展示館
常設展示室には牧野博士の生涯の展示と体験型展示があります。
企画展示室では年に数回企画展を開催。中庭には牧野博士ゆかりの植物約250種類を植栽しています。
常設展示
「牧野富太郎の生涯」では日本の植物分類学の父、牧野富太郎の生涯とその業績を、植物図や著書、観察会の記録や写真などで紹介しています。
土佐漆喰や高知県産の木材、また県内で活躍している家具・工芸作家の作品をあしらった落ち着いたしつらえのなか、ゆっくりとご鑑賞ください。
展示館シアター
2019年8月3日(日)新設
植物の世界をVRで体感!
高画質な4K映像を220インチの大画面で上映します。
ここでしか見られないオリジナル作品をお楽しみください。
牧野富太郎の生涯(常設展示)
牧野博士の94年にわたる生涯を、故郷の佐川で過ごした少年期、上京間もない青年期、東京帝国理科大学助手時代の壮年期、東京都練馬区で過ごした老年期の4つに分けて紹介しています。牧野博士が実際に使用した採集道具や研究道具、ノート、日記などの遺品類はもとより、直筆の書や植物図、牧野博士蒐集の蔵書や写真など多数展示しています。また、牧野博士の書斎「繇條書屋(ようじょうしょおく)」を再現したコーナーや、からくり人形などがあります。
中庭の美術作品
展示館の中庭の水盤は愛媛県出身の美術家 田窪恭治さんによる作品で「感覚細胞」と名付けられています。
常設展示家具
高知県在住の木工作家小原さんが丹精込めて作り上げたケヤキのテーブルとイスのセット。
常設展示室 ランプシェード
作品は少年期から晩年までの牧野博士の4つの時代をそれぞれイメージしてつくられました。
常設展示室 土佐漆喰壁 ハンダ塗
3か月以上発酵させた稲藁と石灰を練り合わせ温もりある素材感を醸し出す土佐漆喰。入口の壁は、通常の土佐漆喰の下地に使う地塗りで、赤土の色合いを自然に残す手法ハンダ塗りで仕上げています。
常設展示室 からくり人形作家 劇場「標本の夢」
からくり人形で独自の世界を構築するムットーニがはじめて実在の人物「牧野博士」に挑戦して生み出した作品です。ある夜植物学者の目の前で標本が動き出し、ふるさとの少年時代へと彼をいざないます。